南湖公園の続きです。
白河市の南湖公園において、木橋の転落防止対策工事を実施いたしました。この作業で今回の工事内容が全て終了です。
今回の工事では、景観への影響を最小限に抑えることを重視し、手すり柵のデザインについて慎重に検討を重ねました。
当初は縦ルーバーやアクリル板なども検討しましたが、最終的にはワイヤーテンショナーが採用になり、遠景を妨げずに安全性を確保する方法に決定いたしました。
木材の使用も検討しましたが、部材断面が大きくなり、景観への影響が懸念されたため、よりシンプルですっきりとしたデザインを選択しています。
現地でご覧いただくとワイヤーの存在は感じられますが、遠目からはほとんど気にならず、南湖公園の歴史的景観や那須連山の眺望を損なうことなく安全対策を施すことができました。
お近くにお越しの際は、ぜひ南湖公園にお立ち寄りいただき、新たな木橋の景観とともに、歴史ある公園の魅力をお楽しみください。
ワイヤーの固定金具は、木材の支柱にはビスで固定します。
元々この場所には園路が設けられていましたが、歩行による踏圧がマツの根にダメージを与える恐れがありました。
そこで、マツの根を保護するために木道を設置いたしました。
今後は計画通り、木道によって松の根がしっかりと守られることが期待されます。
井桁基礎工法 小松島ステーションパーク
徳島県小松島市の小松島ステーションパークで、井桁基礎工法を施工しました。
小松島ステーションパークは、かつての国鉄小松島線小松島駅の跡地に整備された公園で、SL記念広場や狸広場などがあります。
公園の一角に新設される約240m2のデッキテラスの基礎となります。
一部コンクリート基礎との併用となっていますが、それでも打ち込む杭の総数は200本を超えます。
井桁基礎の上に土台、束柱が載り、大引、根太と組み上げていきます。
高木の根をなるべく痛めないよう配慮しています。
まるでカフェテラスのようなおしゃれ空間が出来上がりました。
施工場所のすぐ近くに、狸の銅像がありました。
狸の銅像としては世界一の大きさだそうです!