井桁基礎工法

井桁基礎工法の施工方法

 支柱杭が長い場合は、特殊鋼管オーガーやブレーカーを使用して支柱杭を埋設します。支柱が短い場合は、重機等を使用せずに施工が可能です。

1 オーガー掘削・杭打ち

特殊オーガーで先行掘削し、ブレーカーで杭を押し込みます。堅い地盤など、状況に応じ少しの打撃を加えて杭を打ち込みます。
打撃を加えても、ハードウッドなので杭頭の破損は最小限です。

2 横木取り付け

打ち込んだ支柱杭の両脇に横木を取り付けます。支柱杭と横木が外れないようステンレスボルトを使用します。

3 養生

打ち込んだ杭が地盤になじむまで養生期間を設ければなお良いです。
しかし、小型構造物は軽量なので、翌日上部構造物を施工しても沈下した事例はありません。

4 上部構造物設置

井桁基礎に構造物(写真はウッドデッキの大引と根太)を取り付けます。

5 完成

6 完成から6か月後の状況

周囲の植生が復活しています。土工事がゼロであったため、地面を掘り返すことなく施工できたことが大きな要因と言えます。
ウッドデッキの沈下は見られず、井桁基礎の有効性が確認できます。