タフコート(土系舗装)

タフコートの施工手順

施工上の注意事項

・タフコートを施工する際は、路盤、型枠、接地するコンクリート2次製品等を十分散水し、湿潤状態を保った上で、打設してください。
・施工手順を十分ご理解の上、手順通りに混合してください。順番を誤ると、混合物がミキサーから出にくい等、作業に支障が出る恐れがあります。
・材料の製造時、防塵マスク、防塵メガネ、ヤッケなどを着用してください。
・5m以内で目地(伸縮目地)を推奨します。また、コンクリート2次製品が接地する部分、幅員変化点には同様に伸縮目地を入れてください。
・コールドジョイントは垂直に切って面取りなどを施し、次回の打設時に始点に面取りを施すことで目地とするなど化粧を行ってください。
・冬季の施工については、当社指定の防凍剤を使用してください。
・気温が低く水がすぐ凍結するような場合や、施工後に凍結が予想される場合は、施工をしないでください。
・施工上の不明な点は、当社までご連絡ください。

1.真砂土の比重確認

 施工前に主原料である真砂土の比重確認を行います。前日に雨が降った場合などでは真砂土が水分を吸収して重くなっているので、品質保持のため必ず比重の確認を行う必要あります。

2.材料の計量

 真砂土、IP.No-1、顔料の計量を行います。特に顔料は、わずかな量の違いで色が微妙に変わってしまうので、正確に計量します。

3.材料投入

 高速回転中のミキサーに真砂土・セメント・顔料を投入して空練りした後、IP-No.1・水を投入してさらに数分間高速回転で練り混ぜます。
 タフコートの標準仕様は、真砂土1m2に対してセメント250kg(硬さにより量を調整)、IP-No.1を1缶(10リットル)、顔料7.5kg(色により量が異なる)、水150リットル(真砂土の湿り具合により量を調整)となります。

4.打設・敷き均し

 あらかじめ路盤などに散水を行い、湿潤状態を維持したまま、ミキサー車からモルタル状になったソイルを打設します。写真のようなポンプ圧送による打設も可能です。

5.左官コテ押え

 平坦性・水勾配を確保しつつ、表面をコテで均一に仕上げます

6.表面仕上げ

 最後に表面をホウキ目または、ハケで仕上げます。用途に応じて洗い出し仕上げも可能です。

7.養生

 乾燥によるドライアウトを防ぐため、ブルーシートやフィルムなどで表面を覆います。気温の高い夏場の施工ではシャワーやジョウロで散水を行ってから表面を覆って下さい。冬場は養生マットを使用することもあります。