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土系舗装のタフコートとエコグローブについて

弊社では、タフコートとエコグローブという2種類の土系舗装材を取り扱っています。
その違いは何かと聞かれることが最近多くなってきましたので説明資料を提示いたします。
それぞれに長所短所がありますので、現場の状況やお客様が求める事項を良く把握し使い分けています。

タフコート

まずタフコートですが、タフコートには2種類あります。
タフコートとタフコートRSです。
タフコートは、現場配合にて真砂土・セメント・混和剤などを混錬しタフコートモルタルを作ります。
一方のタフコートRSは、生コンプラントにて工場配合のモルタルに混和剤を投入して作ります。
最近では、現場配合のタフコートではなく、工場配合のタフコートRSが主流になってきています。
現場配合の場合は、プラントヤードや大掛かりな機材が必要になってきます。
しかし工場配合では、より小さな設備で混和剤等をアジテーター内へ投入すればよく、省力的にタフコートモルタルを作ることができます。

エコグローブ

エコグローブは、練り工法とシャワー工法があります。
20年前からあるシャワー工法ですが、材料の特性上、寒さに対して耐久性がありませんので、当社ではほとんど取り扱いしておりません。
ここでは、エコグローブ練り工法について説明いたします。
エコグローブ練り工法は、25kgの袋に入ったプレミックス材料です。
この材料と水をモルタルミキサーで練り混ぜるだけで基材が完成し、敷き均して͡コテ押さえすると舗装が完成します。
階段や狭小地などでも手軽に工事できるという利点があります。

次にタフコートRSとエコグローブの比較表です。

用  途 タフコートRS エコグローブ練り工法
仕  様 プラント配合のモルタルに特殊硬化剤、顔料を加えて練り混ぜ、敷き均した舗装 真砂土ベースのプレミックス材料に水を加え練りまぜ、敷き均し、転圧して締め固めた舗装
標準施工厚※ 7cm 5cm
歩 行 性

コンクリートより若干柔らかい印象

タフコートよりもさらに柔らかく踏み心地が良い
排 水 性 排水勾配が必要 透水性のため雨水が浸透
デザイン性 カラーバリエーションあり カラーバリエーションあり
環 境 性 コンクリート廃材として再生砕石に二次利用 土壌還元が可能
防 滑 性 表面仕上げで対応(ハケ引き、洗い出しなど) 滑るほど平滑にならず、ノンスリップ効果がある。
耐 久 性 10~20年 10年程度
維持管理 基本的に維持管理不要
部分的な補修が可能
部分的な補修が可能

※標準施工厚は、人が歩く程度の舗装を想定しています。車両が載る場合は10cm以上の舗装厚が必要です。

タフコート

施工面積が大きい。
耐久性重視。
車両が載る。
駐車場に使いたい。
透水性は不要。
ポンプ打設で大面積に施工したい...etc

という方はタフコートを選択してください。

エコグローブ練り工法

施工面積が比較的小さい。
工事場所が狭い。
透水性や照り返しの軽減を求める。
小さい機材で施工したい...etc

という方はエコグローブ練り工法を選択してください。