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井桁基礎・木道木橋工事 白河市南湖公園

白河市南湖公園で、湖の外周を巡る園路の一部に木道と木橋を設置しました。
木道約25m、木橋約10mで、木道部分には井桁基礎、木橋にはコンクリート基礎を使いました。

木道部分の井桁基礎です。
園路の所々に松の木の根が地表に盛り上がっている箇所があり、この根を保護する目的で木道が設置されるとのことです。
そのため、根をかわすため杭の位置をずらしたり、重機の運転も松の木の枝を折らないように慎重に行いました。

木道は曲線状となっており、各所で大引きや根太の加工が必要になりました。

曲線部の床板の加工はさらに大変です。
直線部分の床板より幅の広いものを使用し、扇状に加工して貼りつけます。
さらに、手すりの支柱部分を切り欠く加工も必要です。

これを木道部の曲がり箇所全部でやらなければなりませんので、当初想定していたよりも膨大な手間がかかりました。

床板、手すりを取り付けて完成です。

12月~2月の寒い時期の施工で、現場は湖のほとりの開けた場所にあるので、那須連山から吹き降ろす風を遮るものがなく、風が吹いているときは体感温度が氷点下まで下がり、凍えながらの作業となりました。
材料の加工も含めて大変でしたが、仕上がりは非常に良く、満足のいくものとなりました。

南湖公園はお花見の名所ですので、桜の季節には皆さん是非足を運んでみて下さい!