アンカービオストーン

アンカービオストーン

 ビオトープ工法会のアンカービオストーンは、基礎以外にコンクリートを使用しない空石積み工法です。石と石の間に適度な空間ができ、動植物に良好な生息域を作り出します。

 構造は、石材と背面金網をアンカー付シャフトで連結し、その内側に割栗石等を充てんすることによって自立させる重力式擁壁です。石が背面金網に固定されますので、石単体の移動や脱落がなく強固な連続壁となります。

 使用する資材は、亜鉛アルミ合金めっきによる高耐久仕様です。接着剤等の化学物質を使用しませんので、水が流れる場所でも安心してお使いいただける工法です。

施工時の状況

施工から半年

ところどころ植生が戻っています。石材間の適度な間隔が小動物の隠れ家となります。

向かって左岸側

東日本大震災の当時、左岸側のアンカービオストーンはまさに施工中でした。しかし、大きな揺れに一つの石も落下したり移動したりすることはなく、構造の良さを身をもって体験しました。